【F1】日本人F1ドライバーのデビューイヤー成績を比較してみた
いよいよ来週に迫った2021年のF1開幕に合わせて、久々に更新です。
今回は久々の日本人F1ドライバーである角田裕毅のデビューもあるので、歴代日本人F1ドライバーのデビューイヤー成績を比較し、角田裕毅への期待を書いてみようかと思います。
1. 歴代日本人のデビューイヤー比較~概略~
さっそく、上記の表に書き起こしてみました。
主要な成績を挙げると以下の通りです。
予選最高成績:7位(佐藤琢磨/日本GP)
決勝最高成績:3位(鈴木亜久里/日本GP)
表彰台獲得数:1回(鈴木亜久里/日本GP)
年間ポイント:32点(小林可夢偉)
年間総合順位:12位(中嶋悟 / 鈴木亜久里 / 小林可夢偉)
※注意
鈴木亜久里のデビューイヤーは本来89年(ザクスピード)ですが、実際に予選・決勝共に戦うことのできた90年を今回は参考としました。
予選最高成績は、佐藤琢磨の7位でそのほかは10位前後という結果でした。決勝結果については全員が10位以内の成績でしたが最高位は何といっても鈴木亜久里の3位表彰台です。
面白いことに両方とも日本GPがデビューイヤーの最高成績になっています。
年間総合順位はパイオニアの中嶋悟がをはじめ、鈴木亜久里、小林可夢偉が12位で初年度を終えているのが最高順位でした。
年間得点ではポイント制度の変化がある為比較は出来ませんが、小林可夢偉が32点を獲得して最高となっています。
2. 対チームメイト戦績
さて、日本人がデビューした時の対チームメイト成績も見てみましょう。
◆予選
予選成績は以上のとおり。
比較的ベテランドライバーや中堅ドライバーとチームメイトを組むことが多く、結果だけを見るとあまりいい成績には見えませんね。
ですが、小林可夢偉に関してはベテランチームメイト相手に予選成績で勝ち越すことに成功しています。
◆決勝
決勝の場合は以上のとおりで、対戦成績で見ると片山右京、高木虎之介が年間成績ではチームメイトを上回っています。
予選でも好成績だった小林可夢偉に至ってはベテランドライバーを相手に最高順位も対戦成績でも勝つという結果を出しました。
3. 角田裕毅への期待
以上の日本人ドライバーのデビューイヤー成績を見たうえで、角田裕毅に期待する目標値はどのくらいがいいのでしょうか。
個人的な願望を書くと
・予選最高位7位以上 (メルセデス、レッドブル、フェラーリの下)
・決勝最高位4位 (鈴木亜久里の表彰台の次点、中嶋悟の成績と同等)
・対チームメイトは互角の成績
になってくれるととても嬉しいですね。
現実的な目標値で言うどこになるでしょうか。
・予選最高位10位以上
・決勝最高位5位
・対チームメイトは1/3勝てれば
でしょうか?
これまでの日本人以上に直下カテゴリーでの実績が高く、デビューチームも前年優勝経験のある予算も比較的あるチームという、これまでと比較しても好条件からデビューということもありいやがうえにも期待が高まりますね。