そういえばGP Car Storyの登場車の傾向ってどうなん?

だいぶお久しぶりです。
今回はちょっと気になったことがあったので。
SANEIより発行されている「GP Car Story」ってあるじゃないですか?
過去の特定のF1参戦車両に焦点を当てた本ですが、2025年4月時点の最新号でVol.51まで刊行されたんですが(特定のチームや特定のグランプリに焦点を当てたspecialというのもありますがそれは除外)
これって年とかチームに偏りとかあるんだろうな…?と思ったのでカウントしてみました。
◆年
で、まず年。
Racing onでよくつかわれる「F1最熱狂期」ともいわれる80年代後半から90年代前半はやはりターゲットになることが多く、最多は90年に登場した車両が多い。
具体的にはMcLaren MP4/5B、Ferrari 641/2、Williams FW13B、Benetton B190の上位チームと日本人がドライブしたLola LC90、Tyrrell 019の6台だ。ちなみに、2025年中に刊行予定のVol.52ではLeyton House CG901も90年登場なので7台まで増える

次点ではセナとマンセルが死闘を繰り広げた92年、セナの死と新時代の萌芽となった94年が5台選定されている。

コンストラクターで最多はどこか。
これは近代3強ともいわれるフェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズが頭抜けて8台、次点でF1ブーム期の中堅3チームであるジョーダン、ロータス、ティレルが4台選定だ。
◆結論
まぁ、わかってはいたが基本的には「F1ブーム期」を重点的に選定されているし、その頃に人気絶頂だったチームや日本人がドライブした車が多い。
とはいえspecialではミナルディ特集号やリジェ特集号といったものもあるし、タイトルを争うチームばかりでなく中堅チームにも注目してくれるのは面白いと思う。
個人的にはずっと前から言っているが「SuperAguri SA05」を特集してほしい。すでに参戦から20年が経ち、種車Arrows A23をどのように改良していったのかを写真盛りだくさんで追ってみたい。
合わせて種車であるArrows A23誕生秘話やミナルディが買い取りPS04になった際の裏話も含めて、1冊に収まらないかもしれないが大変興味深いので是非…
【F1】デビューイヤーが複数チームで代走出走って前例あるの?って話
お久しぶりでございます。
2024年の第17戦でオリバー・ベアマンがハースの代打ドライバーとして起用されました。
これはK.マグヌッセンのペナルティポイントが出場停止のラインまで到達した為ですが、起用されたO.ベアマン選手は24年の第2戦がデビューレースで、こちらも代打出場でした。こちらはC.サインツが虫垂炎となり手術、急遽フェラーリをドライブという内容でした。
さて、第17戦の代打起用が決まると、こんな声がありました。
「同一シーズン中にルーキードライバーが複数チームから代役で出走するのっていつ以来なんだろう?」
……ということで、軽くですが調べてみました。
1.まず、条件のおさらい
結論を出す前に一度条件のおさらいをしましょう。
①ルーキーイヤーに代打で参戦する
②同年中に別チームからも代打参戦する
※代打参戦の定義:やむ負えない事情で一時的に別ドライバーが代わりに乗るとする。
さて、条件はこの二つだけなのですがこれがとても難しいのです。
まず、①自体が少ない。
基本的に年内のドライバー交代は必ずしもおこるものではないです。
そして、仮に代打が必要になっても多くは経験者を起用します。ルーキーを起用することは稀です。
そして、さらに②はより少ないです。
そもそも代打参戦自体が少ないのに2度目があること、そしてそのシートに起用されるとなると本当に事例があるのか……というレベルです。
そして、代打の定義を今回の事例に沿って「一時的に」交代するものとしました。
2.いくつか候補を見てみよう
条件をおさらいしたところで、まずは幾つか候補を出してみよう。
例えば「ルーキーイヤーに複数チームから出走経験」あたりから見ていけば絞れて来るかもしれません。
というわけで、個人的にピックアップしたのは下記。

※直近40年前後で確認。もっと遡れば事例はあるかもです。
まずは直近だとベッテルが該当します。R.クビサの代打でBMWザウバーからデビューし、同年中にトロロッソから再度起用。同様のパターンではミハエル・シューマッハやジャンニ・モルビデリも代打デビューから別チームへ起用されています。
しかし、これらの場合②のうち「代打」には該当しない可能性が高いです。
3人とも2チーム目で起用された際に最終戦まで乗り通しており、レギュラードライバーとしての契約であるとみられます。
また、ネルソン・ピケについても具体的な背景は確認できませんでしたが、エンサインでの起用は代打ではなくスポンサー持ち込みのこのレースだけの契約、次のチームでは最終戦までなので似たものと判断できるかもしれません。
次にトゥルーリやハーバートなどですが、こちらは正ドライバー契約を結んでから別チームのドライバーの代打という形なので、複数チームの代打ということにはならなそうです。
3.結論
上記のことから結論から言うと
「ルーキーで、代打で、複数チーム走ったドライバーは(おそらく)いない」
ということになります。
かなり条件を厳密にしたのでこのようになりましたが、幅を広げれば表に出したドライバーは該当するといってもいいのかもしれませんね。
ただ、O.ベアマンがかなりレアケースのデビューイヤーとなったことは事実のようです。
【終】
【お知らせ】コミケ104に出展させていただきます
お久しぶりのこんにちは。
昨年初参加させていただきました、コミックマーケットですが。
今年も参加をさせていただきます。
8/12(月・祝)に東京ビッグサイトで開催されます、コミックマーケット104(C104)の2日目に参加させていただきます。

新刊は日本のF1参戦史と題しまして、超ざっくり(←ここ重要)日本人ドライバーのF1参戦史、国産メーカーやチームの参戦史をおさらいする内容となっています。
だいたい ↓ のような感じの内容です。



前回同様1,000円となりまして
既刊2種(Formula E、JGTC/SUPER GT)もございますのでよろしければお立ち寄りくださいな。
いかんせん、情報の正確さや誤字脱字などもありますがご了承いただけると幸いでございます……。
場所は東プ-40aとなります、以下マップ。

当日は、よろしくお願い申し上げます。
【F1】未勝利&表彰台未登壇最多○○記録を見てみよう
あけましておめでとうございます。なんと昨年末振りです。
さて、今年はついに我らがニコ・ヒュルケンベルグが未勝利&未表彰台最多出走および最多得点記録を無事更新しましたので、改めて「未勝利最多○○記録」「表彰台未登壇最多○○記録」を振り返ってみましょう、という内容とします。
■未勝利最多○○記録

早速主要の記録を表にまとめました。なお、2024年モナコGPまでの成績となります。
今回ニコ・ヒュルケンベルグが新記録を達成したのは「未勝利最多出走」と「未勝利最多ポイント(得点)」となります。
こうしてみると「未勝利」での部門ではヒュルケンベルグよりも上の存在がいることがわかりますね。
1人目はC.エイモン。60年代の不振のフェラーリで奮闘し「最強の未勝利ドライバー」といわれることもある存在で、未勝利の部門の中では最多PP(5回)、FL(3回)。表彰台登壇回数は11回で、年間最高成績5位を1度経験しています。
2人目はS.ヨハンソン。こちらもフェラーリに在籍していた他、マクラーレンにも在籍していたが勝利には一歩及ばない結果が多く2位獲得回数4回、3位獲得回数8回。しかし、この2チームに在籍した際に安定した結果を出しており、年間最高成績は5~7位を出しています。
3人目はN.ハイドフェルド。未勝利最多表彰台登壇記録(13回)を持ち、こちらも年間最高成績は5位となっている。何より2位獲得回数が8回とヨハンソンの2倍、もしかしたら勝てたかもしれないレースがあったことになる。
■表彰台未登壇最多○○記録

さて、ヒュルケンベルグはそんな彼らとは違い、表彰台登壇もできていないわけだが、同じ土俵であればどのようなライバルがいるのだろうか?
…なんと、独壇場なのである。
得点に関しては2位のスーティルに対して400pts以上差をつけており、出走回数でもこちらも2位のスーティルに対して100回近く離している。
PPに関しては唯一だし、FLもフォースインディア時代に2度獲得しているが、これは周冠宇と同数で表彰台未登壇最多記録だ。
年間最高成績もスーティル以外に寄せ付けていない。
…というわけで、N.ヒュルケンベルグの記録更新を機に軽く見てみましたが、これだけの成績と参戦機会を有しながら表彰台に立ててないというのが不思議でならないヒュルケンベルグ、来年からはアウディ資本の入るザウバーへ移籍で状況が変わるかどうか?
ちなみに昨年の「未勝利ドライバーの最多記録」で次点に入っていたL.ノリスは無事勝利を挙げ、この少し不本意なリストから脱することができたが、最上位にいるヒュルケンベルグはどうなるだろうか?
コミックマーケット103に関してのお知らせ
だいぶんお久しぶりです。
さて、早速ですが只今開催中のコミックマーケット103に、この夏に頒布致しました同人誌を置かせて頂くことになりました。
場所は鉄道島の東ウ18aで、サークルは「27MCB」様となります。
こちらでお手伝いさせていただきますので、夏に来られなかった方がいましたらどうぞ足を運んでいただければと思います。

【F1】総得点の多い”非優勝”者 Ver.2023
コミケぶりのお久しぶりです。
この場でも改めて、ご来場された皆様ありがとうございました。
さて、過去のF1速報だとかオートスポーツの記事などをふと見ているときに、2004年の記事だったかと思いますがこういった内容を見つけまして。
「総得点の多い”非優勝”者データ」
当時はB・A・Rホンダが躍進し、ジェンソン・バトンが優勝こそないものの表彰台を量産。気が付けば「未勝利最多得点」ドライバーとなっていました。
そんなバトンも2006年には初勝利、2009年にはチャンピオンも獲り、晴れてこのランキングから卒業したのですが。
それを2023年にやったらどうなるか、という内容です。
早速ですが、TOP17(中途半端ですみません)はこちら

このランキング、まずはポイント制度が何度か変更されているので、最近のドライバーが上位を占めやすい傾向にあることは否めない。若干不平等なところがあるのはご容赦いただきたい。
※ちなみに現役ドライバーについては2023年第12戦までのデータとなります。
さて、第1位に輝いた(?)のは、今季ハースから復帰を果たしたニコ・ヒュルケンベルグ。
530点を稼いでいるのだが何がすごいって、他の面々が表彰台獲得経験はあるが勝ちきれずに……、という一方、表彰台にも届いていないのだ。
出走回数も現状未勝利ドライバー中2位の195回出走で、来季のシートを獲得できればアンドレア・デ・チェザリスの208回出走を上回ることも可能だ。
第2位にはランド・ノリスがつけている。2021年ロシアGPでは雨に翻弄されるまで初優勝が見えていたが、気付けば488点獲得し、ヒュルケンベルグを猛追している状況。
第3位にはロマン・グロージャンが入り391点。ロータス在籍時に表彰台を多く獲得しつつも勝ちきれなかった印象が強く、2004年のジェンソン・バトンのようでもあります。
第4位にはランス・ストロールが341点で入ります。第5位にはなんと、新ポイント規定(1-10位まで入賞)以前のニック・ハイドフェルドが259点で入ります。
ちなみに、ハイドフェルドが主に得点していた時代(1-8位まで入賞)以前の、6位まで入賞の時代の最多得点ドライバーは第12位のマーティン・ブランドルで98点。
日本人の最多は小林可夢偉の125点(第9位)となっています。
……ニコ・ヒュルケンベルグのこの記録はすごいですが、追い上げるノリスも果たしてどうなるか。いや、勝ち上がってこの記録から卒業してもらったほうがいいと思う気もするのです。
【お知らせ】コミケ102に出展させていただきます
お久しぶりのお知らせです。
明日、8/13(日)に東京ビッグサイトで開催されます、コミックマーケット102(C102)の2日目に参加させていただきます。
場所は東ホールのX-07bとなります。

内容は、Formula EをF1全史風にまとめた(だいぶ情報量薄めですが…)本と、JGTC/SUPER GTの優勝チーム遍歴や参戦遍歴を大まかにまとめたものです。
…まぁ、ブログで掲載したものを多少ブラッシュアップした感じのものとなります。
Formula EについてはキリのいいSeason8最終戦、100戦目まで。JGTC/SUPER GTは2022年末までの内容となります。
ご来場される方はよければついでにお立ち寄りくださいませ。