【F1】ハミルトン、個人成績だけでコンスト首位!?

2020年のF1もついに最終戦

 

タイトル争いは早々に終結してしまって、ランキング首位周辺は特に見どころがなくなってしまいましたね。

 

……と、いう方に

 

今年、ハミルトンに関連する2つの記録を見守ることで楽しもう!というのが今回のブログのテーマです。

 

 

個人成績だけでコンストラクターズ首位相当の得点!

 

 

1つ目は

 

「個人成績だけでコンストラクターズチャンピオン」への挑戦です。

 

何を言ってるかわからない方は下記をご覧ください。

 

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2020年最終戦前の各上位3者

 

終戦を前にして、ハミルトンの獲得ポイントは332pts

 

コンストラクターズに目を移して、ランキング2位のレッドブルのポイントは282pts

 

…つまり、ハミルトンの個人成績は、コンストラクターズ2位のチームを上回っている。

 

=ハミルトン個人でもコンストチャンピオン

 

という曲解が出来ます(笑)

 

終戦、これが達成できるかが一つの見どころです!

 

 

……と、言いたかったのですが第16戦を終えた時点で、ハミルトンとレッドブルのポイント差は50ptsとなり、

 

終戦でハミルトンがリタイア、レッドブルが1-2、FLフルスコアで獲ったとしても44pts

 

……つまり、最終戦を前にコンストラクターズでもハミルトンの個人成績でチャンピオンが決定してしまっていたのです!

 

個人成績だけでコンスト2位以上っていつ以来?

 

さて、ところで個人成績だけでコンスト2位以上という事例は過去にあったのでしょうか?

 

調べた結果は以下の通りです。

 

 

Yearの黄色い年がドライバーズ首位=コンスト2位以上になった年です。

 

ポイント制度の都合、有効ポイント制が廃止された1991年からのデータとなりますが

 

過去30年で9度達成されています。

 

※ちなみに2007年のライコネンはコンスト2位相当のマクラーレンがスパイゲートでポイント失効の為特例です。

 

そして、今年のハミルトン以前では2013年のベッテルレッドブル)以来となります。

 

ドライバーズ、首位と2位の最大得点差記録

 

さて、ハミルトンに関する記録の2つ目は

 

「ドライバーズランキングの首位と2位との最大得点差記録の更新」です。

 

まずは過去の記録を見てみましょう。

 

 

現状の首位と2位との最大得点差記録は、2013年のベッテルが持つ155pts差となっております。

 

今年終盤の3連戦前、この記録更新も達成が期待されました。

 

 

……が、

 

 

こちらも第16戦のハミルトンの欠場により、最終戦直前での計算で

 

ハミルトン : 332pts

ボッタス  : 205pts

差 127pts

 

155ptsに必要なポイント:28pts

 

となっているのですが、お分かりの通り

仮にボッタスが0ptsでも、最大で

 

優勝:25pts + FL 1pts

=26pts加算

 

……と、こちらも最終戦を前に記録更新ならずという結果が出てしまいました。

 

ちなみに、歴代2位記録は2011年のベッテルレッドブル)で、122ptsなので、2位記録を狙える可能性は残っています。

 

さいごに

 

というわけで、今回も本筋とは全く関連もない記録で楽しむというテーマでしたが、今年に限ってはそれすら最終戦前に終わっていたとは……、という内容でした。

 

ただ、こういった角度で歴史を紐解いてみるのも少し面白いかなぁとは思いますので、頭の片隅にでも入れていただいて、展開が落ち着いた時に思いだしてもらえればな、などと思います。