【F1】チャンピオンになるドライバーはどのGPで勝つのか【続、ジンクス検証】
前回、『開幕戦勝者がその年のチャンピオンになる説』を検証してみましたが、結果的には約半々という結果が出ました。
詳細は下記より
さて、では開幕戦勝者のジンクスが結果的に半々だとしたら
その年のチャンピオンは開幕戦以外のどのGPで勝つことが多いのでしょうか。
- 過去20年分のチャンピオンが勝ったGPをピックアップしてみた!
- 過去20年のチャンピオンが13度勝ってるGPがあった!
- 特定の10GPを制した数が多い方がチャンピオン?
- 結果:この10GPを多く獲ったドライバーがチャンピオン(?)
過去20年分のチャンピオンが勝ったGPをピックアップしてみた!
というわけで、調べてみました。
今回は2000年以降の過去20年で調べてみます。
というのも、過去70年分をやってしまえば伝統的に開催している国の登場回数が高くなり、不公平かな?と思ったからです。
まぁ、比率で計算すればという話もありますが、面倒だったので…(本音)
とりあえずこんな感じです
過去20年のチャンピオンが13度勝ってるGPがあった!
とても見づらい……。
一応、一部複数あげられているGPを色分けしてみたのですが、そうすると過去20年の中で複数勝者が出ているGPが以下のように出てきました。
日本:13回
オーストラリア:11回
スペイン:11回
バーレーン:10回
カナダ:9回
イタリア:9回
マレーシア:9回
イギリス:9回
ベルギー:8回
中国:8回
以上にあげたのが上位GPです。
なんと、日本GPはその年のチャンピオンの2/3が勝っている結果となりました。
特定の10GPを制した数が多い方がチャンピオン?
これでチャンピオンは日本GPを勝っている可能性が高い、という結果にはなりましたが、もちろん必ずチャンピオンになれるわけではないのも事実です。
そこでもう一つ調べてみました。
『シーズン中、この上位10GPでの勝利数が多い方がチャンピオン』ってことはないだろうか?
例えば最終戦までタイトル争いが縺れたシーズンを幾つか検証してみよう。
2003年
ミハエル・シューマッハとキミ・ライコネンが最終戦までタイトルを争い、最終的に2ポイント差でミハエル・シューマッハがタイトルを獲得しましたが、上記10GPの勝利数ではどういう違いが出るのでしょうか。
スペイン、カナダ、イタリアの計3勝
・キミ・ライコネン:
マレーシアの1勝
…そもそもこの年はライコネンが1勝しか挙げて無かった…。
2010年
セバスチャン・ベッテルが初タイトルのこの年。最終戦では4人がタイトルの権利を有していました。
マレーシア、日本の計2勝
バーレーン、イタリアの計2勝
・マーク・ウェバー:
スペイン、イギリスの計2勝
カナダ、ベルギーの計2勝
オーストラリア、中国の計2勝
…うわぁ、上位5人に見事にばらけてしまった。
結果:この10GPを多く獲ったドライバーがチャンピオン(?)
さて、早々に結論を言うと(まだ全てで検証したわけではないので)
先ほどあげた10GP
日本、オーストラリア、スペイン、バーレーン、カナダ、イタリア、マレーシア、イギリス、ベルギー、中国
をより多く勝った方がチャンピオンになる傾向が強いように感じました。
特に、例には出しませんでしたが2016年のロズベルグがタイトルを獲った時は全体的にはロズベルグ9勝に対しハミルトンは10勝。
ですが、例の10GPで比較すると
オーストラリア、バーレーン、中国、ベルギー、イタリア、日本の計6勝
ハミルトン:
カナダ、イギリスの計2勝
と、大きな違いが出ています。
……といっても、なんとなくそんな傾向がある、くらいのものなので頭の片隅にでも入れておくと面白いかもね、くらいで。
(仮に10GPで勝てても残りがリタイアなら意味はないですし)
この検証も時間をかけてきっちりやったわけではないので。
信じるか信じないかはあなた次第です(笑)
<終劇!>